この記事を読んで下さった貴方は編入を経てこれから就活を迎えられる時期でしょうか。もしくは、もうすでに就活真っ最中かもしれませんね。
さて、就職面接では、エントリーシートに沿って質疑が進められます。したがって、面接官は当然学歴欄が他の学生と違うことに気付きます。
そして、こう質問するのです。
なぜ「大学編入されたのですか?」
突っ込まれたくないのでドキッとします。
どう切り返すのが正しいのでしょうか。
「大学受験で不合格になり挫折しましたが、志望校への思いを諦め切れず、一生懸命努力を重ねて編入しました。」
面接官の表情が緩み…
「夢を諦めずに努力できる素晴らしい方ですね」
という話にはならない事が多いのが現実です。
編入生が勘違いしてしまいがちなのが、編入するために頑張った話が面接官の共感を得ると思い込んでしまうことです。
たしかに編入生は楽しい大学1.2年のキャンパスライフを犠牲にして、他の大学生より人一倍努力しています。本当に良く頑張っています。
編入学試験で努力したことは、貴方が言わなくても履歴書や成績書だけで相手に十分伝わっています。
では、どうすれば良いのか?
「編入を目指すに至った思い、編入した後の苦労と成長したポイント」を伝えたほうが、面接官の胸に響くのです。
私のアドバイスは「編入に至った経緯を”前向き”に回答するのが大切」ということです。
面接官は学歴ロンダリングを暴きたい訳ではなく、編入という経験を通じて、貴方が「何を得て、それを会社でどう活かすつもりなのか」です。
私はいつもこう答えていました。
「短大で出会った経済学を突き詰めていくうちに、2年では物足りず、もっと深く学びたいという思いから、編入の道を選びました。」
「編入後は従来と異なる環境で苦労しましたが、自分で自分の尻を叩いて貪欲に学び、逆境でも成長し乗り越える素地を身に付けたられたと思っています。」
「私は会社に入りどんな環境に放り込まれたとしても、必ず貪欲に学び、成長し、社業発展に貢献できると確信しています。」
自信を持って堂々と編入して良かった。編入したおかげで成長できたと言えば良いのです。
編入経験者の後輩を応援しています。
頑張ってください!
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