面接で上手く話すコツを教えます

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想像してみてください。

今日は○○商事の一次面接です。
東京駅から程近いところにある本社。カッコいいビジネスマンたちに混じって入門ゲートを通過します。

受付で「面接は29階になります。こちらのエレベーターにどうぞ」と案内され、面接室に向かう道中、心臓が飛び出てきそうなくらい緊張します。

面接官「○○さんの簡単な自己紹介と志望動機を話していただけますか」

 

 

私「はい、○○大学○○学部から参りました山田太郎と申します。えぇ〜っと‥‥学生時代は1年生から2年生までファーストフード店で、3年生からはカフェの店員をしておりまして2つの強みを磨いてきたと考えております。一つは、お客様を知ることで‥‥ええ〜相手と良好な関係を構築する力です。それから〜‥‥えぇ二つ目は‥‥あっすいません、周囲の仲間を巻き込む力です!‥‥‥(沈黙15秒)‥‥‥御社のフードビジネスは川上〜川下をつなぐプロデューサーとして求められるコミュニケーション能力持った人材が事業の根幹を支えていると考えております。‥‥‥(沈黙15秒)‥‥‥私は自ら経験をぜひ御社で活かしたいと考え応募させていただきました。」

 

面接官「うーん。アルバイトね〜。はい。」

 

何が上手くいかなかったのでしょうか。

 

 

山田さんに欠けていたのは「準備」です。

 

 

面接で良く聞かれる「自己紹介」や「志望動機」は必ず暗記するまで練習してください。そこまでやって初めて、試合に臨む準備が整ったと言えます。

 

 

皆さんは毎日朝起きたら顔を洗って歯磨きしますよね?それは無理しなくたって自然とできますよね?
面接で良く話す「自己紹介」はそれと同じことなのです。

 

 

しっかり練習さえすれば、最初は覚えられなかった台詞が段々と言えるようになり、最後は自然とスラスラ言えるようになります。

 

 

 

では3分間の台詞をどうやったら覚えることが出来るのでしょうか。今日は私が実際にやっていた方法を皆さんにご紹介します。

 

 

①自撮り動画を撮影する
最近のスマホは画質・音声とも素晴らしく、あなたの表情、声、雰囲気を忠実に再現してくれます。面接官から自分はこう見えているということが、良くわかります。初めはカンペを見ながらで良いのでやってみてください。

②撮影した動画をBGMにして何度も聞く
効果的なのは1度最後まで聴いたら、うろ覚えで良いので今度は口頭で話してみてください。もちろん初めから全部言える人なんていません。これを何度も繰り返していくことで、段々と動画がなくても話せるようになります。ボイスメモを使っても良いですね。

③もう一度動画を撮影する
カンペを見なくても一通り台詞が言えるようになったら、また動画を撮影してください。今度はスマホ画面に写っている自分を面接官だと思って、相手の聞きやすいテンポで、そして情熱的に。撮影し終えたら、面接官になった気持ちで、自己採点してください。「あなたが面接官なら採用したいと思いますか?」そう思えないと思うなら、また①〜③のステップをやり直してみてください。

④表情や身ぶり、話し方の工夫
さぁ、もうほとんどカンペを見なくても話せるようになったら、最後は100点を目指して仕上げです。メラビアンの法則をご存知でしょうか。人は視覚と聴覚から入る情報だけで相手の印象の93%を決めてしまうそうです。つまり、話す内容よりも表情や雰囲気、声からあなたの印象は決まってしまうと言っても過言ではありません。

🔸表情
口角を上げて笑顔を意識すること。
目線は相手のおでこや左目を意識すること。

🔸話し方
大切な一文を話す前に「ゆっくり1秒」間を置く
ちょっとしたテクニックですが、想像以上に効果があるので強調したい内容を話す時に活用して下さい。

例えば、「これから私がカフェのアルバイトから得た一番大切な教訓をお話します。それは、(1秒間経ってから)「良い接客の第一歩はお客様を知ること」だという事です。」

 

 

どうでしょう?フレーズに重みが増しませんか?

 

 

 

それでは最後に、これらを踏まえて冒頭の山田太郎さんの面接をもう一度見てみましょう!

 

 

 

私「○○大学○○学部から参りました山田太郎と申します。私は大学で勉強する傍ら1年生から2年生までファーストフード店で、そして3年生からはカフェでアルバイトに従事してきました。これらの経験を通じて、(右手指2本で二つを表すジェスチャーをしながら)2つの強みを磨いてきたと考えております!

(1秒間間を置く)「一つは、相手を知ることで、お客様と良好な関係を構築する力です。そして、二つ目は、(1秒間間を置く)職場の周囲の仲間を巻き込む力です!

御社のフードビジネスは川上〜川下をつなぐプロデューサーとして求められるコミュニケーション能力持った人材が事業の根幹を支えていると考えております。私は自ら培った経験をぜひ御社で活かしたいと考え応募させていただきました。(最高の笑顔で)本日は宜しくお願いします!

 

 

どうでしたでしょうか?

 

 

同じ内容を話しているのに随分印象が違いませんか?

 

 

 

そう思ってくれたあなた。今日からでもいいので、話す内容をあれこれ考えるよりも、自然とスラスラ話せるまで練習してみてください。それだけであなたの印象はとても良くなりますから!

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