最終面接の役員が編入経験者だった話

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就職試験の最終関門といえば何でしょうか。

 

 

 

 

それは、最終面接ですね。

 

 

 

 

 

企業によっては役員クラス、部長クラスが面接官として出てきます

 

 

 

 

 

最終まで生き残った貴方を品定めするのです。百戦錬磨の会社幹部を前に緊張で心臓を押し潰されそうな気持ちになりますよね。

 

 

 

 

 

某大手エネルギー会社の最終面接を受けた時の話です。

 

 

広い会議室。目の前には担当役員1名、部長クラス1名、人事2名が座っています。2メートルほど空間を空けて4対1です。

 

 

 

志望動機、自己PRを一通り説明して、面接官は4人とも険しい表情のまま変わらず。追加の質問もなく、気まずい沈黙だけが流れます。

 

 

 

 

落ちた。

 

 

 

 

 

 

そう確信しました。

 

 

 

 

 

沈黙を断ち切るかのように、人事担当が面接終了の合図を役員に送りかけたその時でした。

 

 

 

 

 

 

ほとんど発言しなかった役員が問いかけてきたのです。

 

 

 

 

 

編入してるんだね。

 

 

 

 

 

はい、短大に入ったんですが、経済学の勉強を2年で終わらせたくない強い思いがあり、編入したんです。

 

 

 

 

 

 

実はね、私も編入経験者なんだよ。だから気持ちは良く分かるよ。

 

 

 

 

 

 

 

たった二言くらいのやりとりでしたが、その瞬間のことは今でも鮮明に覚えています。

 

 

 

 

 

 

 

結局、面接は全然うまくいかなかったのですが、不思議と和やかな雰囲気で会議室を後にしました。

 

 

 

 

 

 

それから3日後

 

 

 

 

 

 

 

非通知の着信

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○○さんの電話ですか?

○○株式会社人事部の○○です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内定の連絡でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

人生何が起こるか分からないですね。

 

 

 

 

 

 

編入OBが活躍されている姿に勇気をもらいましたし、やってきたことが間違いなかったんだと自信を持てるようになりました。

 

 

 

 

 

これから就活される編入生の方も、もしかしたらこういうミラクルな出会いが待っているかもしれません。

 

 

 

 

悩んで上手くいっていない時ほど、頑張っていれば運も味方にできます。自分に自信を持って面接に臨んで下さい。

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